Ubiquitous New Frontier

DLNA環境の構築-Windows パソコンでの準備編-

 

ここのところ、録画したアニメ番組を見ずに(全てではない)、MPEG2-TSからMP4 (H.264)に変換し、単にHDDに保存する状況となっている。

そこで、これを機に、重い腰を上げて、DLNA (Digital Living Network Alliance)という技術を利用し、家庭内LANのホームネットワークを通じて、スマートフォンやタブレットから録画した動画を気軽に見られる環境を構築することにした。

初めに、パソコンでの設定方法 (サーバ側)について記すことにする。

Windowsで利用できるDLNAのサーバーソフトとしては、DigiOn DiXiM Digital TVやCyberLink Soft DMAPS3 Media Serverなどが存在する。

今回は、最も手軽にかつ無料で環境を整えられるMicrosoft Windows Media Player (11または12)を使った構築方法を説明する。

Windows Media Playerを起動する

左側に表示されている「ビデオ」を右クリックし、「ビデオライブラリの管理」を選択する

ライブラリの場所が表示されたら、「追加」をクリックし、設定したいフォルダを追加する

「OK」をクリックする

「メディアストリーミングを有効にする」を選択する

「メディアストリーミングを有効にする」をクリックする

「次の場所にあるデバイスを表示」で、「すべてのネットワーク」を選択する

不要なデバイスを「禁止」にし、必要なデバイスのみ「許可」にする

※一度「すべて禁止」をクリックしてから設定した方が効率的かもしれない

「OK」をクリックする

OSがWindows Vista・7・8であれば、Windows Media Player 11または12が最初からインストールされているので、新たなアプリを買わなくても良い。

また、ビデオフォルダ (My Videos)に再生したいファイルを入れておけば、スマホやタブレットで認識してくれるなど、設定が比較的簡単なことだ。その時は、認識されるファイルが限定されるよう、新規でフォルダを作ることをオススメする。

場合によっては、ホームグループの設定を変更する必要がある。少なくとも、上記の設定を活かす場合、「ライブラリとプリンタを共有する」において、「ビデオ」にはチェックが入っていなければならない。

なお、設定は、「スタート>コントロールパネル>ホームグループ」や通知領域にある無線LANの電波強度を右クリックして「ネットワークと共有センターを開く>ホームグループと共有に関するオプションを選択する」から簡単に変更できる。

参考に、私の設定は、以下の通りとなっている

1.ホームグループ設定の変更

ライブラリとプリンタを共有する
→ ビデオのみチェック

デバイスとメディアの共有
→ チェックあり

2.共有の詳細設定

ネットワーク探索
→ 有効にする

ファイルとプリンターの共有
→ 有効にする

パブリックフォルダーの共有
→ 無効にする

※「有効にする」と、サンプル動画も一緒に表示される

それ以外
→ 設定を変更していない

欠点としては、不要なデバイスを「許可」や「禁止」に設定する時に、「不明なデバイス」と表示されることがある。私の家の場合、iPhoneなのか、Nexus 7なのか、LG BP620なのか、実際に設定してみないと分からない。

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