アースソフト PT3が価格改定をして9,980円に値下げした。
PT3本体以外で録画するために、分波器やアンテナケーブルなど必要なパーツを揃えると、少なくとも全部で15,340円~かかる模様。
PT3で必要となるパーツやその後の設定方法については、ご自身で検索サーチエンジン (Google)をググって下さい。
さらに、動画を保存するためには大容量のHDDが必須となるので、2TB で7,340円~、3TBで10,550円~、4TBで15,980円~の追加購入も考えられる。データの保存には、通常の7200rpmより低回転で低発熱の5400rpmのHDDが向いている。
録画したファイル形式は、MPEG-TSとなる。TSファイルで保存すると、30分の動画でもHDDが4~5GB消費するので、録画しているうちに空き容量が足りなくなり、次々とHDDを購入するスパイラルに陥ってしまう。
そこで、AviUtlを使って動画を編集し、MP4に圧縮して、HDDの占有を出来るだけ小さくする作業が生じる。
AviUtlの設定方法については、以前に書いた「AviUtlで動画編集をしよう-簡単な初期設定-」と「-簡単な使い方-」の記事を参考ください。
今回は、以前に書いた記事と異なる点について触れたいと思う。
「簡単な初期設定」では、DGMPGDec+ToWaveを使って動画と音声を分離していたが、現在はBonTsDemuxを使って同じ作業をしている。
BonTsDemuxを使用することにより、Freemake Video ConverterやDGMPGDec+ToWaveで悩まされていた、一部のTSファイルでは動画編集できない症状から解放され、ほとんどのTSファイルで編集できるようになった。
1.BonTsDemux の設定
「入力TSファイル」に、AviUtlで編集したいTSファイルを読み込む
「エンコード形式」は「Demux(m2v+wav)」を選択する
「音声出力方式」は「Stereo(主+副)」
「スクランブル解除」にチェックを入れる
「バッチリスト」の「追加」をクリックする
最後に「変換開始」をクリックする
変換で出来上がったファイルを、AviUtlに「m2v」「wav」の順で読み込む
2.AviUtl の設定
「最大フレーム数」:「640000」
※5時間近い特集の動画を編集したら、「320000」では足りなかった
「フィルター」:「音量の最大化」のみチェック
「簡単な使い方」では、「拡張 x264 出力(GUI) Ex」について設定を記していなかったので、新たに追加しておくことにする。
3.拡張 x264 出力(GUI) Ex の設定
「シングルパス - 品質基準VBR (可変レート)」
品質 (Quality):「23」
※「20」~「24」の間で設定
プリセットのロード:上から「slow」「none」「high」
エンコードモード:「AAC-LC ビットレート指定」「256」
※音質の面では、「192」kbpsでも構わない