薔薇の瞳のステロイドは星の瞳のシルエットのオマージュか?
現在、AT-X・BSフジ・KBS京都・TOKYO MX・AbemaTVなどで、「政宗くんのリベンジ」が放送されている。
今季見ているアニメ番組の1つだ。
関連サイト:うずらインフォ
その4話冒頭で流れた少女アニメがあるが、作品のタイトルが「薔薇の瞳のステロイド」(「バラステ」)だったので、思わずクスッと笑ってしまった。
柊あおいさんの名作「星の瞳のシルエット」からオマージュしているとすぐに分かった。
※その他に、「銀色のハーモニー」や「耳をすませば」などの作品で知られている
でも、その少女まんが(バラステ)の主人公であるエイジとヒロインであるモモを演じている声優が、それぞれ置鮎龍太郎さんと國府田マリ子さん(マリ姉)だった。
内容については、吉住渉さんの名作「ママレード・ボーイ」からのオマージュみたいだ。
※主人公の小石川光希役を國府田マリ子さん、松浦遊役を置鮎龍太郎さんが演じている
※「ココハナ」で、13年後を舞台にした作品「ママレード・ボーイ little」が連載されている
でも、主人公の真壁政宗がヒロインの1人である小岩井吉乃にバラステを説明するとき、「100万乙女のバイブルなんだぞ!」と力説しているので、やはり連載当時「250万乙女のバイブル」というキャッチコピーで親しまれていた「星の瞳のシルエット」なのか?
最終的に、タイトルとキャッチコピーが「星の瞳のシルエット」、内容が「ママレードボーイ」であるだろうということに結論が至った。
「政宗くんのリベンジ」原作者の竹岡葉月さんは、1979年(昭和54年・氷河期世代)生まれ。
「ママレード・ボーイ」は、少女まんが誌「りぼん」に連載されていた時期(1992年5月号~1995年10月号)とアニメ放映されていた時期(1994年3月~9月)から推測すると、竹岡葉月さん本人がりぼん本誌を買って、日曜日の朝8:30(ニチアサ)からアニメを見ていたと思われる。
その一方、「星の瞳のシルエット」は、「りぼん」に連載されていた時期(1985年12月号~1989年5月号)から推測すると、竹岡葉月さん自身が本誌を買って読んでいた可能性もあるが、どちらかと言えば、お姉さんの竹岡美穂さんから借りて読んでいたのではと思われる。
私自身、同じ世代の人なので、上記のような仮説に落ち着いた。
2月2日 追記
原作者の竹岡葉月さんのTwitterで、下記のツイートが見つかった(一部抜粋)。
「星の瞳のシルエット」に響きが似てて、目の前にアトピーの薬があったから付けた
しかも、ツイートされていた時期は、この記事を書いたおよそ半月前(1月12日)。
さらに、「薔薇の瞳のステロイド」はすでに2話で出ていたようだが、全然気づかなかった。
もう一度2話を見直してみたら、確かに10分50秒から11分00秒の間に登場していた。
※しかも、OPでも付箋紙の貼った単行本(1巻・2巻・3巻)がさりげなく登場している…
余談だが、ママレード・ボーイのOP「笑顔に会いたい」(濱田理恵さん)は結構好き。
関連ページ:星の瞳のシルエット